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1話完結

キスをしよう(巨人♂、人間♀)

 →見ているものは(巨人♂・小人♀/漫画)

「なぁ、チェリス」
「なに?ジーン」

襟の広いスカイブルーのカットソーを纏うショートボブの金髪碧眼の巨人の青年が、胡坐をかいている大腿の上に寝転がって空を見ていた白いワンピースを纏うロングストレートの銀髪に赤目の人間の少女に顔を向けて声を掛ければ、小さな彼女…チェリスは上体を起こして首を傾げる。
そんなチェリスに彼…ジーンは瞳を細めて小さなその顔を見つめると、彼女より大きな手を伸ばして緩やかに掬い上げて顔の傍まで持ち上げた。

「ちょっと、どうしたの?」
「キスをしようか」

キョトンとするチェリスを見てジーンは一言告げると、緩やかに。
彼女の顔ほどある上下の唇を彼女の顔に押し付ける。

「ん…」

小さな呻き。
調子に乗ってチロ、とジーンは舌先を出して唇にある彼女の顔を舐め、くぐもった呻きが耳に響いた後にペチリと顎の辺りを数回叩かれ、顔とチェリスの身体を離した

「ジーン?いきなり舐めないでよ。
…私を食べるつもりでいたのかしら?」
「とんでもないよ。君が好きだから、濃厚にしたかっただけさ」

唇に残るチェリスの感触を味わうように、口から舌が出てそこを舐めて引っ込んでいく。
巨人も人間も互いに仲の良い種族ではない。
むしろ食物連鎖上は補食する側とされる側の立場で、友好になれるはずもなかったのだが。

食べるつもりで捕まえたチェリスの性格に惚れたジーンが言い寄り、暫くしてチェリスが彼を受け入れた為に前代未聞の異種族カップルが生まれたのである。

「ねぇ、君からもしてよ。チェリス。濃厚なの」
「最初出会った時のように貴方の口に入れって?」
「違うよ…意地悪だね。
僕の舌と君の可愛い舌を合わせるくらい、出来るだろ?」
「…出来る…と思うけど…服まで舐めないでよ…?」

片手の指先でチェリスの頬や頭を撫でるジーンの言葉に、嘆息混じりに声を上げる彼女に笑みを向けてジーンは再び唇に相手を寄せて、舌先を差し出すように小さな顔に寄せる。
チェリスは、唇前にある分厚いヒクヒクと無意識的に動く舌先をみて、その舌にキスをしてザラザラとしたそこにチロチロと舌を当て、舐め始める。

巨人の舌を、自分を以前喰らおうとした場所を舐め、舐めるという行為に彼女は顔を恥ずかしさから朱に染めていた。

物足りないのか舌を時折動かすジーンに翻弄されつつ、チェリスは必死に頑張って応えようとして。

やがて舌は離れて、少し顔を離された後またチェリスに寄って横顔に唇を当てられ、離される。
「可愛い舌でのキスをありがとう…やっぱり君は可愛いね。僕のチェリス」
「…や、やってって頼んだのは貴方じゃない…」
「顔、朱いよ?」
「うるさい!」
プイッとそっぽを向くチェリスにクスクスと小さく笑って、ジーンは手の平サイズの彼女を手で持ち直し、抱きしめるように胸元へと持って行き手とそこでやんわりと挟み込む。

「なぁ、チェリス?」
「…こ、今度は何?」
「警戒するなよ…またキス、近い内にしようか。
…今日の夜とか」

「…!?バ、バカッ!今日は家に帰る!!」

「フフ、見事に振られたね僕。
じゃぁ、もう暫く君をこうさせて」

ペチペチと強めに包む手を叩かれて反論されるとジーンは小さく笑いながら囁きかけて、もう片方の手でも彼女を包む。

「…貴方ってドSよね」
「酷いな。そんなつもりはないのに」

そんな軽い言い合いの応酬をやりつつ、サイズの違い過ぎる彼らは今日もこれからも、互いを互いのやり方で慈しんでいく――……
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